「宇陀シティマラソン」
平成29年3月14日(火曜日)
こないだの日曜日は、本当に良い天気だった…
5㎞過ぎ、集団は程よくばらけた。
目の前には、かなり勾配のあるの上り坂が待ち構えている。
変人と思われるかもしれないが、心底ワクワクした。
正直、フラットなコースは嫌いだ。
周りを見渡せば、全く羨ましい限り。
なぜなら、四速までのギアしか装備されていない自分の体にコンプレックスを感じているからだ。
要するに僕は背が低く、足が短い。
でも、ここからは僕に分がある。
さぁ、上り始めるとしよう。
五速、六速、七速のギアはここでは全く役に立たない、却って邪魔だ。
前方に捉えたランナーの足取りは重く、回転数は上がらない。
追い抜くことはあっても、追い抜かれることはもうなさそうだ。
先日受けた健診(人間ドック)で医師から伝えられた結果が、今は心の支え。
「君の心臓と肺は素晴らしい」
ネガティブスプリットも効を奏した。
周りの話に聞き耳を立てるのも、たまには良いものだ。
送迎バスの車内でだれかが言っていた、「後半は坂がきついよ」って。
6㎞、7㎞、8㎞、ゴールまであと2㎞、自分の中では快走気分だ。
残り200m、どこのだれかも分からない、見ず知らずのヤングガイとデッドヒートに。
見事にゴール!
順位や記録なんてもうどうでもいい、素直にそう思った。
きっと自分を認められたのであろう。
なんとなく、少しだけ自分が誇らしかった。
今年度を良い形で締めくくることができました。
宇陀シティマラソンよ、ありがとう。
この日は気分が良かったので、帰りに榛原の室内プールで一泳ぎしちゃいました デイサービスセンター所長 米谷